「んー、軽い脳震盪だったみたいですね」


「怪我の大きさは?」


「そんなに酷くなかったですよ、だいぶ石頭みたしやし」






暫くするとお医者様が来てくれて、軽く龍を診断する。



診断結果は龍の石頭のお陰で、二日入院すればいいとのこと。

大したことなくてよかった…。







「ってか!!!ゆいさん大丈夫でした?!」


「え、あ、うん」


「コイツも結局倒れて夕方まで寝てたけどな」


「えぇ?!」


「もう復活したから大丈夫やって」







今にも動き出しそうな龍を押さえつけ、笑みを浮かべる。

英寿くんも隣で溜め息を吐いていて。



ただ龍だけが頭に?マークをつけていた。







「英寿くん、龍も起きたし何があったか話すわ」


「ちょっと待っとけ、雄大等呼んでくる」


「うん」






英寿くんが病院から出て行くと同時に、握り拳を作る。



とうとう言う時が来た。

"ghost"と私の繋がりを。








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