私はこれでも学年1位だけの実力がある。


この頭を使って考えついたのがこの作戦。



「実奈!いるんだろ!あけろよ!」


來未が騒ぎ始めた。


早く……


早くやらないと…




私は準備を始める。






ゴソッ……


ゴソッ………




できた。






カチッ



準備ができてカギをあける。


「うわっ」


思いっきりドアを押していた來未は地面に勢いよくに転ぶ。



その瞬間一一一…………


「おえっ…」



來未の首にロープが引っかかった。


そしてロープが上に上がっていった。


まだ來未は暴れている。
もう死んだのと同じなのにね……。


「余裕だったよ……。しんでも私のこと忘れないでね………?お幸せに……。」





まだ、來未は暴れている。




「………実……………奈………し………んで…………よ………?」




來未は涙を垂らしていた。



やっと暴れていた体が止まった。




來未は下を向いた。





で、







死んだ









なんだ…



楽勝……だったじゃん……?




來未が四回戦まで勝ち残ってきてないと思うほど楽勝…だった。



この作戦はちょっとした小細工。


このくらい普通に考えられる。


友達が死んでも何とも思わないだなんて私もどうかしてる。






だけど



これでお父さんを救える……。



後は手紙を待つだけ!




待ってて




お父さん!






今いくから………!!