勢いよく外へ飛び出ると
シャワーのような雨が
忙しく髪を濡らす。


「どうしよう…」


人影はない。


明日仕事だっていうのに
こんな時間まで飲まないよね、普通。


私は土砂降りの中一歩踏み出し


雨に濡れながら帰り始めた。


ちょっとでいいから
話してみたかったな…