「なんかさ、実家の近所の
 河川敷に似てるんだよね」


「河川敷?へ~…」


何かを頑張って探し出そうと
してくれてるのは
なんとなく分かるんだけど。


「もー!!!
 ただの夢だって!」


たまにこうやって
こどもっぽさを出してくる。


よく分かんない奴だと思う。


でも一緒にいて
苦ではない存在。


あたしが着飾らないでいられる
唯一の時間。