その学校からの帰り、
いつも行くたまり場に制服のまま行った。
中学生から高校生のやつが集まるところ。
「「「翔貴!!!」」」
人の輪から何人か女が抜けてきて翔貴を囲む。
...バカみたい。
吐き気がする。
この女達は自ら翔貴に利用されようとする。
でも翔貴はそんな安い女には手を出さない。
4人は翔貴を置いて、輪の中へはいる。
綾には孝が
莉子には雄平が
それぞれ付くようになっている。
何かがあったとき1人だと面倒だからだ。
周りを見渡す、大体ここに来るのは、見知った人。
でも今日は知らない男が2人いた。
「あれ、だれ?」
「・・・ぁあ-確か背の高い方が裕也とかでもう1人が望とか言う名前のやつだよ。」
「ふぅ-ん」
雄平から返ってきた言葉に別に興味はなかった。