いきなり起こされて

多少不機嫌な裕也を

連れて、久しぶりの教室

へと向かった。




「のっぞむ〜!久しぶりじゃん!!!」




顔も覚えていないような

女が腕に絡み付いてくる。
こいつ誰だっけ...

そんなことを思いながら

笑顔で接する...





日に日に綾への気持ちが

大きくなってきているのは
気づいていた...


朱音に別れを切り出す



そう決心したのも

綾のためだけだった。