ケンの存在・・・





翔貴との深い関係・・




「莉子はね、本当は気づいてたんだよ・・・ケンに新しい女がいるってこと。」




ボロボロにされた莉子
が察した女の存在...





「でもねぇ−莉子ね、、、っ」




泣き出してしまう綾。




避けられるため、
近くによれない望は
苦しそうな表情を
していた。






「ケンを前にすると忘れるって・・・っ−あの時翔貴が莉子を拾ってなかったら、、、莉子は壊れてた。」





息を呑む。





全部、、、全部聞いた





ケンの前で翔貴に
犯されたこと。




ケンが去ったあと
翔貴の女になったこと。





他のグループに
さらわれたときに
翔貴が助けにいったこと





「原因を作ったのも翔貴。
でも...莉子を助けて支えていたのも翔貴なの...」





深い、、、深い...
翔貴と莉子の関係...





「翔貴にされたことは、、、今も莉子の深い傷になってるよ・・・でもね、翔貴に翔貴に助けられていたのも事実。だから、、、莉子は翔貴には逆らえないの。」






「あいつは...莉子はケン
ってやつのことは・・・」





無意識に声が震える