一目みたときから、
気に入った。
手に入れたいと初めて思えた女だ。
俺の女にしようと決め、
莉子から男を取り上げた。
俺の女になった莉子。
すべては思い通りにいっていた。
でも...それっきり莉子は笑わなくなった。
俺が他の女のところに行こうとする度に、莉子は俺に泣きながらすがってきた。
『行かないでっ...!!私には翔貴しかいないのっ!!何でもするから!!っーケンみたいに私を置いてかないでっ』
それでも俺は莉子を突き放して、違う女のところへと向かった
莉子を手に入れたからって今までの女にだらしない所が直るわけもない