嫌々4人とも指導室へと連れてかれる。


今日もまた誰かの靴が隠されたらしい。

「お前達、覚えはないか?」

...ねぇよ。
そんな下らないことやるはずがない。


ようするに疑われている状況。


一度も目の前の先公と目を合わせない。


「はっ?そんな陰気なことやらねぇし」
孝が吐き捨てるように言った。


「お前はどうなんだ?」

...私?・・・どうでもいい。
それが本当の意味での私の答え。


どうせ否定したって罪を被せられるのは私たち。


いつもそうだった。


違うと言っても、学校は、人は一度道から外れた者には厳しいから。