「いいよね、莉子」 嫌だなんて言えなかった。 綾のあまりにも 辛そうな顔に... 気づいたら頷いていた。 「ごめんね、孝も雄平も今日は先にかえっていいよ。」 鞄を持ちながら、心配そうに見ている雄平達に声をかける綾。 慌てて莉子も鞄を持つ。 「ついてきて。」 望がそれだけ言って歩き出す。 裕也も望の後に続いて 歩き出す。 慌てて2人について行く