ダメだ...今伝えなきゃ。


「ねぇ綾。」


「ん?」


「・・・望、、、彼女いるよ。」


「えっ!?...嘘でしょ?」



「本当...裕也もいるんだって。」



「だ...れ?」



「3-3の朱里って言う子。裕也の女は咲って子だって...」


「...そんな。」


立ち止まってしまった綾。

「ちょうどいいじゃん。同じクラスなら確かめてみよ?」

「・・・うん。」



教室のドアを音をたてて開ける。


クラス中が注目する。
パッと生徒を見渡すと、望と裕也は一番後ろの席にいた。