「さすが、きれいな部屋だな!」

「恥ずかしいからww」

しばらくふつうに会話を交わし、気付くともう辺りは暗くなりはじめていた。

「お、もうこんな時間だ。おれそろそろ帰るゎ!」

立ち上がり部屋を出ようとするオレに

「待って!!」

呼び止められ振り返ると

「沙耶香…ちゃん?」

いきなり唇を重ねてきた彼女。
「沙耶香でいいよ。沙耶香も、貴方のことたっくんって呼ぶね。」

「あぁ…てかどうしたの!?」

「たっくんが欲しい。沙耶香を、たっくんのものにして??沙耶香を愛して?」

「い、いいの!?」

小さくうなずき、ベッドへ誘導する彼女。
彼女の真っ白な、汚れを知らぬような肌を、胸を、太ももをどんどん上へ。ビクッと反応する彼女。そのたびに唇を重ね合い、お互いを探りあう。漏れる息。薄暗い空間の中で、2人は出会い、そして一つになった。

「たっくん、愛してるよ。」

「オレも愛してる。」