「今日は1人?」


「はい!」


「そっか。気をつけて帰んなきゃね」


「はい!」


「さっきから“はい”しか言わないね(笑)」


「あ……ははは…」



緊張するんだ。

神田さんと話すと。

嬉しいけど、その分の緊張があるんだ。





「俺ね、今日は早めにあがるんだ。だからまた話さない?」


「え?いんですか?」


「うん…ていうか、話したいし……」



神田さんは少し照れたように言った。



期待しちゃってもいいのかな?

なんて…


私は支払いを済ませて外で神田さんが来るのを待っていた。