神田さんにたくさん質問した。
どこら辺に住んでるの?
とか、
誕生日は?
とか、
休みの日は何してる?
なんて、
くだらない事まで…
そんな話をしているうちに家の前。
「ありがとうございました!あの、帰り、道わかりますか?」
「ああ!大丈夫!ここら辺友達ん家あってさ!泊めてもらおうかなぁ…」
良かった。
「じゃあ、またね」
「………はい」
「おやすみ」
……このままでいいの?
いい訳ないでしょ。
ちゃんと言うよ。
「………あのっ!」
歩き始めていた神田さんが振り向く。
「……アドレス教えて下さいっ!!」
って、ちがーーーーう!