「ああ、思い出した」 「なんだっけ?」 「性同一性障害だよ」 え? せい…どう、いっせいしょーがい!? 何それ……? それからというもの、性同一性障害ってなんだろうとひたすら考えながら卒業式を向かえるのだった。