「へぇ。綺麗な部屋だね」

「そりゃ片付けましたよ~」

「そっか」

「机狭いから、下のテーブルでも良いですか?クッション使ってください」

「おぉ、ありがと」



そういってビーズクッションに腰かける彼。

「愛音ちゃん,,,高3だったよな?」

「はい。信也さんが通ってる学校志望です」

「だよね。よし、俺がお前を受からせてやるよ!」



そういってまた笑う彼は本当に魅力的にみえた。

しかも頼もしくも思えた。



「お願いします」

私も笑った。

すると彼は



「容赦しないけどな」



そう言って更に笑うのだった。