か…家庭教師?

「いや、無理にとは全然言わないんだけどね。ちょうど愛音が志望してる大学の現役生が知り合いの息子にいてね、家庭教師のバイト探してたみたいだったから。数学が得意らしいし、愛音、数学苦手でしょ?」

「う~ん、まぁ、確かに…」



数学は本当に伸び悩んでいるし…



「週イチくらいだったらいいよ」

「わかった、頼んでおくわ。火曜日でいい?」

「いいよ~よろしく」

「うん。じゃあ勉強頑張って」