「ぶはっ!!!!お前その勢いだと彼氏の誕生日すら忘れてそうだな」

「…いつだっけ」

「うわー!!もう別れろよ!!」

「…………」



信也さんの「別れろ」に地味にときめいてしまう。

やっぱり気になってるってことなんだろうな。

好きかどうかまでは…よくわかんないけど。

って、ちょっと、私いまどんな顔してる?



慌てて雑念を振り払い、彼氏とのことに頭を集中させる。



「…別れる。」