桜が空の上をまいちっている。 頬を撫でる優しい風が あの憧れていた白ヶ崎学園に 向かって吹いていた。 やっと憧れだった白ヶ崎学園に 入学しためぐみとさきは 晴れやかな気持ちで いっぱいだった。 さきとは 幼稚園の頃からの親友で なんでも話せる仲であった。 笑っている2人に これから想像を絶する 生活が待っているなんて思いもしなかった。