「わーってるっつの!」


 少し苛立ちつつも、いつもの様に食器を流し台へと置きに行く。


 遼太っていつまでたっても俺を子ども扱いするんだよな。

 別に年齢もそこまで離れてるわけじゃないのに……


 ‘面倒見の良いお兄さん’っていうのが近所での遼太の顔。

 ……だけど俺からしたら‘お節介ばかり焼いてくる兄貴’って感じ。