「俺もまだ本人と会ったわけじゃないからね。ちらっと見えた時の感想が昨日のような感じだよ」 「あー、もういいわ」 遼太と話してると、話の振り出しに戻る事が多々あるからめんどくさい。 まぁ簡単にまとめると外見は‘背が小さくて守ってあげたくなるような小動物みたいな感じ’って事だろ。 「あ! 俺はもう少ししたら出るけど、樹が出かける時は戸締りしっかりね」 部屋に戻ろうと席を立った時、声をかけられた。