「あれ、樹がうどんじゃないなんてめずらしーじゃん」


 数日後の昼休憩中、俺を見たナナは首をかしげてる。


 まぁ、確かにいつもならサイフ握りしめてコンビニ直行なのに、おにぎりをちまちま食べてるところみたら不思議がるのも無理はない……か?


「ってかそれ、ずいぶん大きいね」


「あぁ……」


 ――確かにデカい。

 品名をつけるとしたら‘爆弾おにぎり’がピッタリなんじゃないかと思う。