「おぉ! 素敵!!」 思わずデカい声出してたけど、素敵だった。 だって、これもまた俺が欲しがってたモノ――今ではあんまり手に入らないデザインの時計だったんだ。 ブランドって言ってもハイブランドってわけじゃないから値段は張らないけど……これは少し高めのはず! 「高かった?」 「ん、別に。遼ちゃんに比べりゃ安い」 「そっか……」