「七美。いい年こいてみっともないよ。ヤキモチ妬いたならそう言えばいいのに」


「はぁ!?」


 ありえないって顔をしたナナだけど、顔が真っ赤になってる。


 ――悲しい事に、顔を真っ赤にした理由は恥ずかしさじゃないって事はよく分かってる。


「七美ももう大人なんだしさ。素直になれば? なんか見ててウザイよ」


「――っ!」