多分これがキッカケで、意を決して友里に告白しようと打ち明けて……オクテな遼太に見かねて友里が告白したんだと思う。



 俺の勝手な予想だけどさ。


 まぁ、そこで二人で暮らそうってなって、それからはトントン拍子。

 まだお互いの両親には打ち明けてないみたいだけど、もうすぐ言うって言ってたしナナにバレるのも時間の問題かもな。



「あれ……樹? 何やってんの?」


 今しがた起きたのだろう、ナナは目を擦りながらリビングへの入り口の所で突っ立っていた。


 パジャマが少しだけ肩からずり落ちてるその図は……魅力的っていうか刺激的っていうか……ゴホン。