「その言い方ムカツクわ~! せっかく誕生日プレゼントあげようと思ってたのに」


「へい、すみませんでした」


 俺は頭を下げながら両手を差し出す。


 友里の事だから、ネタでドッグフードとか平気でくれそうだったけど……一か八かだ。



「ほい」


 ころんと、何かが手の上に置かれた。


 ――まさか本気でドッグフード!?