「つーか友里そろそろ下に下りないとヤバいんじゃね?」
「――あ、そうかも。おばちゃん達があたしのコーヒー待ってるもんね~」
重たい荷物を持ちながら軽くスキップする所を見ると……きっとさっき遼太と何かイイ事でもあったんだな。
そうじゃなかったらもっと俺に罵声を浴びせたり、罵ってきたり――って、俺ってばどんだけヒドイ扱い?
「諦めたくても諦めきれない、か……確かに」
俺は誰にも聞こえない様に呟きながら、作業を急ピッチで進めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…