「かねてからのいっくんの相談、のってあげるんだからいいでしょ! あっ、ついでに夕飯ご馳走してあげるよ」 「へい、行きます」 確かに物凄い空腹だったけど……そんなんでへこへこ釣られる俺ってだらしないかもしんない。 しかし相談にのってくれて、それでいい方向に進むなら――なんて無理矢理思いこまないとキツい。 「それじゃ~今から石松屋に集合ね。ばいばーい」 「――えっ、ちょ、まっ!! ……切れた」