「あー!! 良く覚えてたな。んまっ、とっくに終わってるけど」
吊り革に両手で掴まりながらニヤッとしたコイツがちょっと魔性っぽく思えてきた。
「あ、なんか勘違いしてない!? 相手の浮気が原因だからそこんとこヨロシク」
「浮気はマズイけど……隼人だって今までの女に似たような事してきただろ」
「はいはい過去の話はこの辺で終わり!」
壁に耳あり障子に目あり、なんて言葉を俺の耳元で囁くもんだから思いっきり鳥肌立ったわ。
そんな俺の様子を見て大爆笑してるし……
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