「男にフラれたに一票。」



窓から顔を出し、楽しそうに私にそう言った保。



「ばーか。保のせいだよ!」



そう言って、私は家に入った。



「怒んなよ!」



部屋に入ると保がもぅいた…。



「かってに部屋入んないで。」



「おー機嫌悪すぎ。」



「保のせいだ!保と私が付き合ってるって噂流れてるの!知ってる?」



「知らない。」



そう言いながら…キスをしてくる保…



「ダメだって…」



「いいじゃん。今日の男とはどこまでシた?」



「何もしてない…やめて…」



「いいじゃん。俺達の仲だろ…」



流される………



保の言葉に……全てを流される……



「ん………ダメだって…。」



「………あゆみ…」



愛おしそうに私の名を呼ぶ保……あぁ…こうして…私たちは墜ちていくんだ…。