「あゆみと保は付き合ってるけど、他の奴とも遊びたいから付き合ってるの隠してるって噂。」



「は?」



誰が…そんな嘘。



「当たった?」



「違う…私たちはそんな関係じゃない。ただの幼なじみ…好きでもないのに…付き合うわけないじゃん。」



「…心こもってねぇよ。ばいばい。」



「…………」



何?
あんた達…男が悪いんじゃない。
私をわかってよ…
私を夢中にさせてよ…



「肝っ玉の小さい男。私を好きなら私をもっと夢中にさせてみせろっつーの!この馬鹿っ!!」



「え…?」



最後に伝票を投げつけて、私はカフェから出た。



本当ムカつく。