私がわたわたしていると
那都君が苦笑混じりに話し出した。
「逆です。
えみり..が思ってるのと。」
えみり
に違和感があるのかそこだけ
声が弱まる那都君。
ちゃんと呼んで欲しいのに。
そう思ったけれど
会話の意味がわからなくて
話の続きを首を傾げて
促した。
少し唸ってから
那都君は躊躇いながら、
でもはっきりと、
「触りたかったんですよ。」
と言いました。
..触りたかったんですよ..
触りたかったんですよ...
...え。
えぇ?!!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…