「よし、早く行くぞ。」


なんか、怪しいような気がする。


そして、あたし達は、歩き出した。


「暗いから、送ってくよ。」


「いいよ、別に。迷惑でしょ。」


「そんな事ないよ、同じ方向だし。」


「本当に?…じゃあお言葉に甘えて。」



「…………………。」


……気まずい。なんか話題でもないかな。


「ねぇ、駿介君、夜の学校って、探検したくならない?」