―――ふわっ


えっ!?痛くない。


ゆっくりと目を開けると、そこには、駿介君のドアップの顔が。


「ヒャッ。」


「なんだよ、せっかく助けてやったのに。」


もしかして、また、お姫様抱っこされてる?


見る見るうちに、あたしの顔が赤くなっていく。


「あっ、あありがとう。それより、早くおろして。」