「駿介君、先に行って。」


「いや、お前が先行け。」


「いいの、いいの、ほら早く。」


―――ダンッ


「駿介君、大丈夫?」


「ああ、お前も早く来いよ。」


「まって、1回、荷物下ろすね。」


――ドサッ


「行くよ。…………ウガッ。」


ヤバッ、バランス崩した。しかも、変な声でたし。


コンクリートに激突するーー!


こうなったら、目を瞑ろう。