カチャッ


「おはよー、竜樹。」


「オゥ、早くいくぞ。」


「うん。じゃあ、行ってきまーす。」


「竜樹~、陽菜の事くれぐれもよろしくな。」


まったく、お兄ちゃんってば。


「真さん、分かってますって。」


「もう、いちいちうるさいんだから。もう、子供じゃないんだからね。」


「いや、陽菜はいつまでも、子供だ。」


「はいはい、分かりました。じゃあね。」