あたしは結局後ろを振り向かなかった。

だから誰がどうしてあんな声出していたのか

わからなかった。


そしてちょっとしてから

空磨さんが席に戻ってきた。



「空磨さん、さっきなんか後ろの方で
大きな声聞こえたんですけど、何かあったんですか?」

「・・・ん?
あ〜、わからん・・・かも」

・・・空磨さん?

なんか全然ぽくないんだけど。

なにかあったのかな・・・?