「あっ、そうですよ。
おれ、弟が小野学園に通ってるんですけど
高2の子でかなり可愛いって人気の2人いるらしいんすよ~」
「・・・あっそ」
おれ、昔っからこういう話好かんのんよね。
あの子がいいやらこの子がいいやら。
そんなん人の勝手やんって思ってしまう。
雅紀はそんなん気にせず
ぺらぺらしゃべり続けやがる。
「それでですね、弟がついに
その子たちが写っているプリクラを
ゲットしたんすよ~。
もうまじで可愛いんすよね~!!
特におれは優乃ちゃんの方が好みなんすけど。」
はっっっ・・・!?
優乃・・・?
優乃ってあの優乃なのか・・・?