ーーーその夜
あたしは一応お化粧をして少しお洒落して夜のネオンの町に向かった。
道を歩きながら周りを見てみると、ネオンの町っていうのがわかるくらいきらきらとお店の看板が光っていた。
そのことに驚きながら今夜から働くお店についた。
ガチャッ
ドアを開けると、お店の人たちがあわただしく動いていた。
「あのっ!!!」
すると、奥からお店の店長らしき人が出てきた。
「なにか御用でしょうか?」
「えーっと...こちらに電話でくるようにと言われたんですけど...」
するとその人は、少しの間、間を空けて言った。
「あ!!思い出した!!!佐藤あいさんですよね?」