「だぁーから!ダメなの!」
「何がですか!」
「〜〜っ、あーもう!自分で考えてっ」
はあ?
挙げ句の果てにはそう言って、急いで屋上を出ていく。
いつも出ていくのはあたしが先だから、初めて屋上から聞いた扉のバタンと閉まる音に。
顔をしかめて突っ立っていた。
守るって言ったり、可愛いって言ったり、ダメって言ったり。
屋上にいつも陣取るミルクティー色の先輩は、どうも変わっていてよくわからない。
だけどなんとなく気になっちゃうからか。
あたしはまた明日も屋上の扉を開くのかな。
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