「……お前の白い肌には……赤がよく映える」

そう言って男が……私の体中に刻まれた傷跡をうっとりと眺めた。

白い肌に刻まれた、無数の刀傷。

……これがこの男の愛の証。

まだ癒えない胸元の傷に、男がそっと口付けた。

そのまま男の舌は傷口を這い、鋭い痛みが体を駆け巡る。

「……っ」

小さく声を漏らしながら、傷口を舐めまわされる痛みと……異常な快感を必死に堪える。