授業が終わり

昼休みに突入。

「お~い。品川ぁ~」

クラスメイトが私を呼ぶ。

「ん?何?」

「なんか隣のクラスの男子が来てるぜ。」

「ん。わかった。ありがと。」

なんだろ?

私なんか悪いことしたかなぁ?

「はい?なんでしょうか?」

「あ、あの…放課後、英語教室に来てくださいっ!」

よ、呼出し?

えーっと…

「うん。わかった。じゃ。放課後ね。」

私はその男子に手をひらひら振りながら席に着いた

そして放課後。

「菊菜ちゃん。帰ろ?」

総司が呼びかけてきた。

「あ、ごめん。先帰ってて。用事あるからっ!」

「…ふーん。わかった。」

「ごめんね?」

そう言って私は総司に背を向け急いで英語教室へと向かった。

「ごめん。待ったかな?」

「い、いえ…」

「それで、何?」