「先生、そんなについてってほしいならそう言えばいいのにー。」

ガタッ

「おい、品川?どこに行くんだ?」

「善は急げです。早く行きますよ。」

「ちょっ…まだみんなの意見を聞いてな…」

めんどくさいなぁ…

「じゃ、多数決とりまーす。2つお店出したい人―。」

私は辺りを見回す。

「よし。全員一致だね。先生、行きますよ。」

「ちょっと品川さん!それは委員長であるこのわたくしが行くべきですわ。」

うっぜー…このお嬢様キャラ。

「決めたのは私。ほら、よく言うじゃん?言いだしっぺが責任とれって。」

「言いだしっぺってなんですの?…あぁ。庶民のお言葉ですわね。わたくしはそんな言葉などは疎いものですから…オホホホ。申し訳ありませんわ。」

キモッ…何コイツ

「庶民の言葉もご存じないのですか?あらあら知恵不足かしら?クスクス…」