「なんで俺はいつもこんな扱いなんだ…」

と言った土方の周りの空気はひどくよどんでいた。

哀れ土方。





「土方さん、どしたのー?調子悪いのー?」

首を傾げながら諸悪の根源である菊菜が近寄ってきた。

「お前は無自覚なのか…そろそろ自覚しろよ…はぁ(溜息」




「えー?何を自覚するのー?」

自覚するのはまだまだ先のようだ。





「おーい、席につけ~」

と言って学級委員がよびかけをした。

ついに文化祭の始まりだ。