走也の家に着くまで手をつないで歩く。



「にしてもびびったよ、あの日。朝起きたらいなかったし。」


「私もびっくりしたって!長老様がね、強制的に帰らせたから・・・。」



「長老様ひでーな。ほら着いた。」



「ふぁーたっだいま!人間界の我が家〜!あっ!この靴・・・」



「おー走也、おじゃましてるぞー。」



「やっぱり空也さんだ!走也〜、空也さん来てるよ!」


「もういつものことだから慣れてるって。」