「俺も混ぜてよ」
はっ。
お前、邪魔する気かよ。

あいつ、
沙希のこと好きだって言ってたな…。

「えー。無理。
亮と二人で食べるから」
―――――!!

沙希がそんなこと言ってくれるなんて……。

「そうだな。
行くぞ」
俺は沙希の手を引く。

「ちょっ…。

転ぶって…!!」
フッ。

転べばいいのに。