「そうなの!?」

ムスッとしていたアキラの目が一気に輝いた

「なんで知ってんだよ」

雄司が聞く

「映画で見た」

タカがニコッと親指を立てる

「…ホンモンじゃねぇのかよ!」

テル、雄司、慎吾、アキラの声が揃った

「ホンモンだっつーの!」

タカが真剣に訴える

「映画の世界じゃん」

「雄司!映画の世界はホンモンだろーが!」

タカの顔はいたって真面目

「ホンモンなわけねぇだろ、なぁ雄司?」

慎吾が笑う

「あーホンモンなわ…」

喋りながらタカを見る雄司

「ホ…ンモン!映画の世界はホンモンだ」

雄司の言葉にタカが「ウンウン」と頷く

慎吾は「ハイハイ」と言った感じで笑っていた