「なぁ〜、まだやんの?」
タカがうなだれる
「そうだよ、もぅ18時だぜ?生徒を帰す時間ですよ〜」
慎吾がタカに続く
「そうだな〜じゃぁ今日はこの辺にしとくか」
田北のその言葉に5人は歓喜の声をあげた
そして5人が勢いよく教室を出ようとしたとき「明日も補習な!」と田北が一言発した
5人は足をピタリと止め田北の方を振り返った
「え!?明日も!?」
「キツいジョークっしょ!?」
「ジョークだろ?だって明日は朝から授業受けるんだし」
「…ジョークだよね!?」
「え!?何!?その顔!?本気だよって顔すんなよ!」
田北はそんな5人の頭をポンポンと順に叩きながら「本気かもね〜」と言って教室を出ていった
「なに!?その軽い感じ!?仮にも俺達の担任だろ!?もっと真面目に……ま、どうでもいいか!とにかく今日の補習は終わったんだ、帰ろうぜ!」
慎吾がニカッとしてピースをした
そして5人は教室を出た