『また連絡するよ…』



今度はいつ会えるのか、それすらも分からない空人との関係。



『うん…なんか…ゴメンね…。夜景すごく綺麗だった…』



『おやすみ…月美』



本当はもっと一緒にいたいよ。



でもワガママは言えないから。



空人を困らせたくないから。



『おやすみ…またね…』



空人はいつもならキスをくれるタイミングでも、



今日はあたしに触れることなく帰って行った。



せっかく空人が見せてくれた夜景。



久々に会えた嬉しさも、夜景の綺麗な光の輝きも、



全て空人と一緒に感じたかったのに、



あたしのせいだね。



ゴメンね……空人。



あたし、どうしたらいいのか、分からなくなったよ。