メールの着信があったのに気づいたのは、



それからずいぶん時間が経ってからだった。



ソファーでウトウトと眠ってしまったあたし。



『まったく~!ほら、寝るなら自分のベッドで寝なさいっ』



お母さんに無理やり、揺り起こされて、



隆司からのメール??



携帯の点滅に気がついたんだ。



でも、隆司は多分まだバイト中のはず……。



【連絡できなくてごめん!明日会えるか?】



……………空人!!



それは待ちわびていた空人からのメールだった。



携帯の画面を見ただけで、



嬉しさからか、一気にあたしの眠気は覚めていった。